

燕三条といえば、江戸時代から続くものづくりの街。金属加工を中心に、刃物や洋食器、工具など、私たちの暮らしを支える製品を作り続けてきました。 そんな燕三条の中心部、三条市西四日町にある築85年の土蔵を拠点に、私たちKRaft(クラフト)は「ものづくり体験ツアー」を展開しています。空き蔵となっていたこの場所は、かつて足袋工場として使われていた貴重な建物。今、KRaft Tourの出発点として、国内外のゲストを迎えています。
燕三条の職人体験を通じて、地域の未来をつくる
「燕三条の魅力を世界に伝えたい」「若い職人が誇りを持てる地域にしたい」。そんな想いからKRaftは生まれました。
代表の横山裕久は三条市役所職員時代、この土蔵と出会い「絶対に残したい」と決意。ものづくり体験を通じて、国内外の人々と地域をつなげる活動を始めました。 実際にツアーに参加すると、地元の職人さんと直接話したり、普段立ち入れない町工場を見学できたりと、まさに “本物の職人体験”ができます。

海外ゲストにも人気。ガイドは地元出身×海外経験者
ツアーガイドを務める幸地顕成は、海外生活と通訳経験を持つ三条市出身者。「日本のものづくり技術は世界に誇れる」と語り、燕三条の魅力を外国人ゲストにも分かりやすく紹介しています。 観光地化された体験ではなく、リアルな職人の現場や地元の暮らしに触れることができるのが、KRaft Tour最大の魅力です。

KRaftが目指すこれから
私たちは現在、この蔵を活用し「燕三条技術ギャラリー」を開設し、ツアーの発着地として地域のものづくり文化の解説や、実際の道具を手に取って体験していただけます。将来的にはインバウンド向けホテルとしても活用し、燕三条の産業と職人文化をより多くの人に体験していただける場所にしていきます。

燕三条でのものづくり体験、職人体験を通して生まれる新しい出会いと価値を、ぜひあなたも体感してみてください。